イベント報告 第643弾


2012,4,12   自然探訪・歴史探訪
  ミツバツツジ咲く清水山ハイングと熊野本遺跡群探訪記録


 鎌倉時代の承久の乱以降、佐々木氏が近江の守護職となり、その一族(大原・六角・京極・高島)は、近江各地を 支配するようになりました。  「吾妻鑑」によりますと、嘉禎元年(1235 年)に佐々木高信が、田中郷の地頭となりました。鎌倉時代から戦国 時代末にかけて、高島郡では、その一族である越中氏・能登氏・朽木氏・永田氏・横山氏・田中氏・山崎氏が活躍しました。
 のちに西佐々木氏と呼ばれるこの一族は、当時の古文書に「西佐々木」「西佐々木七人」「高島河上七人」「七頭」として名前が見られます。また、江戸時代に書かれた地誌「近江輿地志略」は、「清水山」にあった城跡を、 西佐々木一族の惣領家(本家)である佐々木越中氏の城と記しています。 清水山城は、戦国時代のお城を見るうえで大切な遺構として、清水山城遺跡・清水山遺跡(清水寺・屋敷地)・本 堂谷遺跡(大宝寺・屋敷地)の範囲が、清水山城館跡として平成 16 年 2 月 27 日に国史跡に指定されました。清水 山城跡の遺構や城下をゆっくり散策しました。
 また、宅造道路区域一帯には、弥生時代の高地性集落である熊野本遺跡と三世紀には築造が開始された高島市最 古の古墳群の一つである、32 期の古墳で構成される熊野本古墳群が存在します。熊野本弥生墳丘墓・熊野本 6 号墳 (前方後方墳)を散策しました。 この時期、お花が多く圧巻。自然観察もたっぷり楽しみました。  

オオイワカガミの観察


写真は、コチラ


開催日  4月 12日(木)

歴史探訪・ミツバツツジの花咲く
清水山城跡ハイキングと熊野本古墳群
お花が多く圧巻 ?



コース
 新旭駅 9:20〜地蔵山〜清水山城跡〜山の駅〜熊野本古墳群〜熊野本遺跡〜(高島市歓光物 産プラザでお土産購入)〜新旭駅

参加費内容 : 弁当・資料・環境整備費・保険・交通費など

参加費  会員=2,500円  非会員=2,500円

  下見は、「イベント下見情報 No.339」へ
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